上級秘書士

秘書に必要な専門的実務実践力を備え、上司とのペアワークをこなし、上司や企業の視点から課題を理解し、課題発見・解決力を発揮し、経営者や管理者を効果的にサポートできる人材です。

資格取得までの流れ

  • 高校
  • JAUCBに入会する4年制大学・短期大学
  • 規定の科目・単位を履修
  • 必修修得単位数8単位以上を含めて24単位以上を履修し、到達目標を達成すること
  • 上級秘書士

この資格をいかせる職種・業務

企業幹部秘書

社長や役員といった企業幹部が自らの業務に専念できるよう、スケジュール管理、出張手配、来客接遇、各種文書作成、情報収集・管理などを代行します。また、企業の中枢の業務に接することができるのも大きな特徴です。上級秘書士資格を取得したうえで業務経験を積めば、この職種につける可能性はより高くなります。

一般事務、営業事務、総務

ゼネラリストとして企業のサポートやコーディネートをおこないます。なお、営業をサポートする営業事務においては、上級秘書士・秘書士資格をもつ人材の活躍がますます期待されています。

インストラクター

企業の研修部門でマナーインストラクターなどとして、言葉づかい、接遇のしかた、慶弔・贈答のマナーといった、ビジネスシーンにおけるさまざまな基本について教育・指導します。

領域・到達目標の区分と履修すべき単位

領域・資格到達目標の区分開発する能力必修修得単位数総修得単位数
領域1 秘書の基本行動に必要な知識・スキルの基本を修得し、社会人基礎力と自己管理力を発揮してペアワークの場において秘書実務を実践し、学びを継続することができる。
  • 秘書実務の理解
  • 働く基本能力の活用
  • 秘書実務と学修に取り組む力
2単位以上 24単位以上
領域2 専門知識・スキル(秘書実務力)を修得し、専門的実務実践力を活用して変化する経営環境の変化に対応して秘書実務において成果を出すことができる。
  • 上級秘書知識
  • 上級秘書スキル
  • 秘書実務実践力
4単位以上
領域3 秘書知識・秘書スキルを活用して取り組む総合的学修活動を通して、多様な職業能力の基盤となる課題発見・解決力と学びの継続力の重要性を理解している。
  • 総合的実践力
  • 実践活動の学びの継続力
2単位以上

資格取得者の就職先

産業分類職種業種
製造業 一般事務、販売 機械、建材、金属、食品、電子部品、電気機械器具製造、プラスチック容器の製造・販売、上下水道・ガス管用特殊継手等の製造・販売
情報通信業 一般事務、カスタマーサービス、システムエンジニア、プログラマ 情報、ソフトウェア
運輸業、郵便業 運輸事務、受付案内事務、グランドスタッフ、車掌 鉄道、運輸、輸送
卸売業、小売業 一般事務、販売 卸売、洋菓子、家電量販店、アパレル、配管、医療用品、化粧品、自動車部品
金融業、保険業 会計事務、保険事務、窓口業務 保険、地方銀行、信用組合、証券業、農協、金融系事務代行業
不動産業、物品賃貸業 一般事務 不動産、プラスチック製品加工
学術研究、専門・技術サービス業 一般事務、CAD設計 会計事務所、機械設計、通信
生活関連サービス業、娯楽業 カウンター業務、受付案内事務、ホール、エステティシャン エステ、旅行会社、アミューズメント
医療、福祉 一般事務、医療事務、受付案内事務、介護 老人ホーム、作業所、歯科医院、病院
サービス業
(他に分類されないもの)
一般事務、販売、保安検査 警備、運送、人材派遣

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