生活園芸士

園芸にもちいる植物、育苗・寄せ植え、造園計画、園芸機材の取り扱いなど、園芸(ガーデニング)に関する知識・技術を習得し、家庭のガーデンづくりにとどまらず、地域のガーデンづくりもおこなえる人材です。

資格取得までの流れ

  • 高校
  • JAUCBに入会する4年制大学・短期大学
  • 規定の科目・単位を履修
  • 必修修得単位数8単位以上を含めて20単位以上を履修し、到達目標を達成すること
  • 生活園芸士

この資格をいかせる職種・業務

ガーデンプランナー、ガーデナー、庭師

造園会社などで、庭の設計・施工・維持管理などをおこないます。植物についてはもちろん、日本式庭園からイングリッシュガーデンまでといった庭園様式についても、幅広い知識と技術が必要です。

グリーンコーディネーター、グリーンアドバイザー、フローリスト

園芸会社や生花店などで、切花、鉢物、花苗、野菜苗などを取り扱います。顧客のニーズを的確にとらえたうえで、フラワーアレンジメントの作成や、ガーデニングの助言をおこなうこともあります。

介護福祉士、福祉施設指導員、授産施設指導員

福祉施設で、障害者や高齢者といった入所者の日常の介助・支援をおこないます。最近では、療法のひとつとして園芸に取り組む施設が増えており、専門の知識をもった人材がもとめられています。

この資格のアピール・ポイント

園芸関係はもちろんのこと、最近では、園芸をリハビリテーションなどに利用している福祉関係でも注目されており、幅広い分野での活躍が期待できます。また、生活園芸士資格を取得する際に身につけた知識・技術は、プライベートで庭や家庭菜園をつくるときにも役立てられます。

領域・到達目標の区分と履修すべき単位

領域・資格到達目標の区分開発する能力必修修得単位数総修得単位数
領域1 生活および地域における園芸活動の意義を理解し、生活園芸の基礎となる園芸および生活園芸に関わる植物・資材の知識を体系的に広く身につけ、実践学修ができる基礎能力を修得している。
  • 園芸学基礎知識
  • 植物・資材の知識
4単位以上 20単位以上
領域2 生活園芸の専門知識・技術を修得している。
  • 生活・社会に関わる園芸の専門知識
  • 装飾・活用手法
2単位以上
領域3 生活園芸に関わる幅広い演習やゼミ活動を通して、知識と技術を総合的に活かす実践力を備え、スペシャリストとして学びを継続する重要性を理解している。
  • 生活園芸の総合的実践力
  • 実践活動における学びの継続力
2単位以上

資格取得者の就職先

産業分類職種業種
農業、林業 農業技術職 農業生産法人、JA、森材組合
医療、福祉 園芸療法士、介護 医療、福祉
建設業 造園技術職 造園業
卸売業、小売業 フラワーデザイナー、グリーンコーディネーター 生花店、園芸店
公務
(他に分類されるものを除く)
技官(技術職) 国家公務員、地方公務員、農業高校実習助手

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