全国大学実務教育協会の取組とは
実務教育の推進と質保証をめざして
大学での実務教育の意義
大学での学びと企業・社会での学びを連続的に捉える必要性が近年指摘されています。本協会が以前より提案してきた資格教育課程は、失敗や成功を伴う体験を重ねていくことで業務を推進するための総合的な実務実践力を、自ら獲得していく大学教育を推進するためのものです。
大学で実務教育を進めることは、自らが大学で学ぶ専門分野の知識をビジネスの現場で活用していく視点を持ち、さらには社会に出た後も継続して「学ぶ力」を持ち続けることにつながります。
50年の歴史、65万件の実績
大学での実務教育の「質」を保証するための制度の構築を、本協会は、1973(昭和48)年の設立から50年間取り組み続けています。
これまでに発行した資格は65万件におよびますが、当初から変わらぬ協会のスタンスとして、知識・技能を学ぶだけでなく、大学の教養教育、基礎教育、専門教育と連携・調和させていくことを重視してきました。
大学での学びと実務を連携することで培われる総合的な実務実践力は、変化し続ける社会のなかで「生き抜く力」となり、あらゆる職業での活躍や多様な働き方の基盤となるはずです。
質保証に向けた取組
本協会では、2018(平成30)年度より学修成果を可視化できる到達目標達成度評価方式の各大学への導入を推進しており、全大学での実現を目指しております。
実務教育を通じた大学教育の質保証の向上に資するために、本協会は今後さらなる取り組みを進めてまいります。
産業界の期待
経済同友会が会員所属企業の人事担当者を対象に実施している「企業の採用と教育に関するアンケート調査」(2016年調査)によると、人格面での人材育成の観点から大学・大学院での学校教育に対して期待することとして、「職業教育・職業観の養成」が第2位に挙げられています。
2014年に行われた同調査と比較すると、この項目はもっとも伸びが大きく(47.2%→60.1%)、大学・大学院での「職業教育・職業観の養成」に期待する企業が多くなりつつあることを示しています。 |
※経済同友会「企業の採用と教育に関するアンケート調査」結果(2016年調査)より。 |
ペーパーデザイン
全国大学実務教育協会の資格とは
さまざまな業務につながる資格
それぞれの資格課程では、専門的な知識・技能と、大学の「学び」を連携させることで、総合的な実務実践力を培っていきます。