発足と使命・目的・ビジョン・中長期戦略と主要事業項目
協会の発足と使命
1972(昭和47)年のころ、まだ実務教育のことが話題にもならなかった当時、社会で活躍できる実務の素養と人間力を備えた女性の能力開発に着目し、大学・短期大学における秘書教育課程を開発して、資格を授与することになった。こうして本協会前身の全国短期大学秘書教育協会が始まった。続いて、情報処理教育課程、ビジネス実務教育課程などを開発し、資格を授与してきた。
その後、協会の名称を全国大学実務教育協会と変更し、時代の要請や社会のニーズを捉えて、実務教育に関わる数多くの教育課程を開発し、資格を授与することとなった。爾来、初期のめざしてきた方向、つまり社会的に役立つ人間力を備えた実務教育の資格授与、実務教育研究の推進、大学・短期大学における実務教育の在り方を追求することを本協会の使命として堅持している。
協会の目的
協会は、大学・短期大学で学ぶ学生及び社会人に対する実務教育を行うとともに、実務教育に関わる研究の充実と向上を図り、もってわが国の教育文化の発展に寄与することを目的とする。
協会のビジョン
- 本協会は、実務教育、キャリア教育はどうあるべきかを問い続け、その実践をリードし、もって大学・短期大学教育の質的転換に貢献する。
- 本協会は、対話を通して産学官民との連携を密にし、社会のニーズに対応し、実践的な人材を育成する、質の高い実務教育・キャリア教育プログラムを提供する。
- 本協会は、財務の健全性を保って、実務教育・キャリア教育に係る事業を推進する。
中長期戦略と主要事業項目
<方針>
- 「大学と実社会をつなぐ資格取得課程」を導入する会員校の拡充をはかる。
- 「大学と実社会をつなぐ教育者養成事業」を持続的に実施するとともに、協賛組織・協賛者の参画を進める。
- 協会事業につながる産学官の対話を継続し、関係性の構築をはかる。
- 中長期経営戦略に含まれる事業の実現には、長期間(15年以上)を要することを想定し、それに見合った資金整備をする。
<事業活動の主要項目>
- 本協会は、実務教育・キャリア教育に関わる認定事業の質保証を図るために、資格認定に新評価制度を導入する。
- 本協会は、独自なプログラムによる教育者養成講座を継続的かつ安定的に実施し、教育力養成を推進する。
- 本協会は、対話を通して産学官民との連携を密にし、社会の変化に対応し、社会を創る人材育成に取組む。